中国メディア・中国新聞網は23日、新型コロナウイルスの影響で慢性的なマスク不足に陥っている日本で、各地の伝統的な手工芸によって製作されたマスクが人気を集めつつあると報じた。

 記事は、新型ウイルスの感染拡大が続き、マスクが市民にとって欠かせない商品になっているとしたうえで、沖縄県の玉城デニー知事らがお洒落な生地のマスクを着用して記者会見に臨んでいることなどから、伝統技術を用いたマスクが注目を集めつつあると紹介した。


 そして、沖縄で現地の伝統的な染物技術によるマスクが作られているほかにも、福岡県でも布製品メーカーが「久留米織」の技術を生かした「侍マスク」を製造して人気を博し、愛知県名古屋市でも2、3年前から販売していた伝統工芸の有松絞りによるマスクが2月ごろから徐々によく売れるようになり、製作者を増やして対応するも依然として供給が追い付かない状況だとしている。

 不織布を用いた使い捨てのマスクは今後も供給不足が続くと見られており、布マスクの需要はますます高まりそうだ。真っ白なマスクだけではなく、さまざまなデザインの布地のマスクを見かけるようになったが、自由に行動できない中で少しでも楽しみを見出したい、おしゃれを楽しみたいという市民の気持ちの表れと言えそうだ。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)


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