記事は「ドイツ人は年間90キロ、日本人は10キロ食べるのに、中国人は1キロしか食べない食べ物がある。
その理由として、食生活におけるパンの位置づけが欧米や日本とは異なる点を挙げ、欧米や日本がパンを専ら主食として食べるのに対して、中国人は「おやつ」として食べるからだと解説した。
また、中国人がこれまで食べてきたパンの大多数は「日本式パン」であると説明。欧米のパンは食感も味わいも素朴で、伝わった当初は日本人の口に合わなかったとし、そこから長い年月をかけて砂糖やバターを加えて食感をふんわりさせるなど日本人の口に合うように改良されたものが、近年中国でも盛んに食べられるようになったのだと伝えている。
一方、中国ではパンを主食にする人びともおり、特に中国東北部ではロシアから入ったライ麦を原料とする黒パンを食べたり、小麦粉を使って黒パンに似せて作った「大列巴」と呼ばれるパンが食べられていると紹介した。
また新疆ウイグル自治区でも「大列巴」が良く食べられ、中にクルミや干しブドウなどが入っており栄養も風味も満点、牛乳を添えればシンプルながら栄養のある簡単朝食ができるとしている。
北部地域を中心に小麦を主食とする文化がありながら、中国全土でパンがあまり食べられてこなかった大きな理由は、すでにたくさんの小麦料理が存在し、マントウや油条といった主食が絶大な地位を得て来たからだ。中国でおいしいパンが食べられるようになったのはここ十数年の話なのである。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)
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