記事は、中国語で「緊急出口」「安全出口」と書かれた緑色の非常口の案内標識を紹介。
そして、出口に駆け込もうとしているこの「緑の人」を始め、さまざまな看板や標識に登場する「人」のイラストには「ピクトグラム」という名称がついており、日本ではしばしば親しみを込めて「ピクトさん」と呼ばれることがあると説明している。
そのうえで、非常口の「ピクトさん」が誕生したきっかけは、1970年代に2年続けて発生したデパートの火災だったとし、火災発生当時現場に非常口を具体的に指し示す表示がなかったために多くの死者が出たことを反省してのものだったと紹介。当時行われた「非常口標識コンテスト」で日本人デザイナーが発表した「緑の人」が優秀作品に選ばれ、その後改良が施されて広く用いられるようになり、1987年にはISO規格として世界標準化されたことを伝えた。
日本で生まれて世界各地に羽ばたいていった「緑の人」。今日も世界のあらゆる建物で、人びとの命を守る非常口を指し示すべく、走っているのである。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)
【関連記事】
張本智和が中国で育っていたら、おそらく試合に出るチャンスはなかった=中国メディア
中国人にも人気が高い日本のあの観光スポット、実は「猫島」だった=中国メディア
金儲け主義に走る中国の寺に比べて日本の寺は良心的、なんと無料で仏を拝める=中国メディア
どうして日本の女子はスカートで、中国の女子はズボンなのか=中国メディア
世界を席巻した中国女子卓球の「3大魔王」、日本卓球の強さを語る