記事は、同社が14日に、子会社・雪印ビーンスタークの販売する乳幼児向け液体ミルク40万缶について、缶表面のコーティングの一部が内部に混入している可能性があることから自主回収を行うと発表したことを紹介。
その上で、雪印メグミルクには前身である雪印乳業時代の2000年に日本全体を揺るがす大きな中毒事件を引き起こした過去があると指摘。1か月間で同社の工場で生産された紙パック牛乳を飲んだ市民5000人近くが嘔吐や下痢などの中毒症状を訴える事件が発生したことを紹介した。
そして、この事件の原因は牛乳工場が3時間停電したことによる細菌繁殖だったとした上で、その原因よりもグループ内の危機管理の低さが厳しい批判を浴びることになったと説明。体調不良を訴える報告を受け取ってからすぐに行動せず、6日後にようやく製品回収の声明を発表したことで被害を大きくしたほか、最終的に責任を認めるまでに各部門が責任転嫁を繰り返したうえ、「われわれの製品が中毒を起こすわけがない」という態度を露呈したと伝えている。
記事は、この件について日本の世論は「大手企業であることに胡坐をかき、危機意識が欠如していた。このような態度や気風が製品の品質管理軽視を導いた」と認識していると紹介。「日本だけに限らず、どんな企業にも言えること。大手になれば永遠に市場に居座れると思い込んではいけない。消費者との信頼関係を築き、消費者を重んじることこそ企業が成功する要因なのだ」と評した。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)
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