今年で発売135年を迎えた「ヱビスビール」(サッポロビール)。ここに一昨年から加わった高価格帯ライン「クリエイティブブリュー」の第9弾「和奏(わかな)」が期間限定で登場した。


日本の原料・醸造技術への情熱を結集し生み出された国産ホップ100%のヱビス。日本固有の伝統品種「信州早生」と伝統的なホップの系譜を受け継ぐ「リトルスター」、そして21年に品種登録されたフルーティな香りの「フラノマジカル」の3種を使用した。

「日本のプレミアムビールの先駆者であるヱビスとして、日本の原料の魅力をもっと追求し、お客様に知っていただきたいと考えた」。8月21日の発表会でヱビスブランドマネージャーの沖井尊子氏が説明した。

生産量が限られ希少な国産ホップを100%使用することは、簡単ではない挑戦だったという。ホップの育種・開発を100年以上にわたり続けてきたサッポロビールの知見と技術を生かし、日本のホップの新しい魅力を引き出した。

「3種のホップの個性に合わせ3段階に分けて添加することで、力強く優美で余韻も楽しめる、ヱビスらしい味わいに仕上がった」。ヱビスブランドの中味開発を担当する若き醸造家・有友亮太氏が自信を語る。

9月2日からの缶商品発売に先がけ、8月22~31日にかけて恵比寿ガーデンプレイスで実施中の「ヱビスビアホリデー」では「和奏」の樽生も登場。今春に開催された「ヱビスビールに合う逸品グランプリ」の上位飲食店がキッチンカーを出店し、ここでしか味わえないメニューとともに楽しめる。
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