ファミリーマートは、人気漫画「神の雫」とのコラボレーションワインで、完売していた長期熟成ワイン「ジスト」シリーズ2品を4月28日に再発売した。これによりラインアップは全12種が出揃う。
人気商品の復活を軸に、ワインカテゴリーで前年比110%の成長を目指す。

 商品本部飲料・酒・煙草部長の齋藤拓也氏は、ワインが直近3年で伸長している背景について「価格帯のシフトが大きい」と説明。従来中心だった800円未満は物価上昇のなかで割安感が薄れる一方、1000円前後の商品は「価格に見合った価値」が支持されていると分析。

 商品開発では、産地で生産者と直接交渉するほか、親会社の商社機能を生かした直接貿易で中間マージンを削減。ソムリエの評価体制も整え、「市場より安価で付加価値の高い商品」を実現した。一方、直近1年間の調査でワインの購入先はスーパーが約50%を占めるのに対し、コンビニは約2・5%にとどまるなど「認知が十分でない」ことが課題。手に取るきっかけづくりとして、2023年に同作品とのコラボを開始した。

 コラボ商品は、原作者の亜樹直氏(樹林ゆう子氏、樹林伸氏)がテイスティングし、品質に太鼓判を押した12本を展開。中でも「ジスト グランレゼルバ」(税込1399円)と「ジスト バレルセレクテッド」(同1199円)はSNSで大きな話題となり、同価格帯商品の約7倍の売上を記録、完売が続出した。従来は30~50代が中心だったワインの顧客層も、20代の構成比が上昇。「これまで取り込めていなかった層の来店につながっている」と手ごたえを示す。

 4月23日の発表会には、亜樹直氏とお笑いコンビ「見取り図」の2人がゲストとして登場。
コラボを承諾した理由について樹林ゆう子氏は、「焼酎などに比べると間口が広いとは言えないワインの魅力を広げるきっかけにしたかった。実際に多くの商品を試飲する中で、クオリティの高さに驚いたことが決め手になった」と太鼓判を押した。

ソース
編集部おすすめ