相楽伊織がデビュー10周年に"本人史上最高露出"の1st写真...の画像はこちら >>

『週刊プレイボーイ』のグラビアに登場した相楽伊織

2018年に乃木坂46を卒業後、昨年5月に週プレでグラビアデビューを果たした相楽伊織(さがら・いおり)がついにファースト写真集を発売! 3泊4日の台湾ロケの思い出や、「解放」をテーマに据えた写真集に対する胸の内などを、5月27日(月)発売『週刊プレイボーイ24号』で赤裸々に語ってもらった。

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■痛かったけど面白いかなって(笑)

――写真集発売決定、おめでとうございます!

相楽 ありがとうございます。まずはそもそも自分だけの一冊を出していただけることがうれしいんですけど、私は今年で芸能活動10周年で。

そんな節目のタイミングで写真集を出せるようなタレントになることを目標にしていたので、それをかなえていただいたというのも本当にうれしいです。

――昨年5月、週プレでの初水着グラビアのときもその目標を語っていました。当時を振り返ると感慨深いですね。

相楽 本当に。あの日の撮影、今思うと考えられないくらい緊張してました(笑)。でも、それから1年間で3年分くらいグラビアを経験させていただいて。

自信を持ってカメラの前に立てるようになりました。

――撮影地は台湾。相楽さんも訪れるのは初めてだったとか。

相楽 そうですね。なんというか、「自由な国」だなと思いました。台北の都市部には行かなかったっていうのも大きいと思うんですけど。

――自由な国?

相楽 そのへんの路地やお店の前で撮影していても、誰も気にせずに世間話を続けていたり、軒下で野菜を切っていたりして。日本だと絶対にこうはならないだろうなっていう光景がずっとあって、面白かったです。

――なるほど。では、撮影で印象的だったことは?

相楽 3日目のプールでの撮影のときに、私がプールサイドに立った状態からカメラマンさんが構えている水の中に、後ろ向きに倒れ込む撮影をしたんです。ヘアメイクさんたちは「絶対痛いよ!」って心配してくれたんですけど、私は「いや、大丈夫です!」って言い張って。けっこうな勢いで倒れたら......。

――まさか!

相楽 水に落ちた瞬間、バチーン!っていう大きな音がしました(笑)。背中がめちゃくちゃ痛くて、そのまま水の中に潜らなきゃいけなかったんですけど、すぐに起き上がっちゃいましたね。あれは面白かった。

――ただの痛い話でしたが、どのあたりが面白かった?

相楽 そのまま、背中を真っ赤にしながら平然とした顔で撮影を続けたんですよ。写真はクールに仕上がってると思うんですけど、内心、背中が痛くてたまらなかった。そういう裏側の部分が面白いかなって(笑)。

■全部さらけ出しても恥ずかしくない

――写真集のテーマは「解放」。現地でそれは実感しました?

相楽 そうですね。新しい私を出せた感覚もあるし、カメラマンさんが、私がアイドル時代に初めて雑誌で撮影していただいた佐藤裕之さんで。そんな安心感のある方にすべてを委ねて、力を抜いて過ごせたのもそうだし、常に何か解放していた4日間だったと思います。

――そんな思い出深いカメラマンさんだったんですね。

相楽 はい。

佐藤さんも当時のことは覚えてくださっていて、私の10周年というのもあってか、打ち合わせからすごい熱量で参加してくださったんです。あくまで参考にですけど、「こんな雰囲気はどうかな」って、ある女優さんの写真集を持ってきてくださって。

――どんな写真集でした?

相楽 どこかにロケに行くわけでなく、一軒のおうちで撮りきった一冊だったんですけど、それを見たとき、「きっと、このカメラマンさんと女優さんは、ほぼ無音の状態で、一対一で真剣に撮ったんだな」っていうのが伝わってきて。

こんな感じで撮影してもらえたら、自分の全部をさらけ出しても、きっと恥ずかしくないんじゃないかって思いました。「カメラマンさんがこの熱量なら、私もやるぞ!」と思った打ち合わせでしたね。

――それは熱いですね!

相楽 実際、台湾で佐藤さんと撮影していたとき、音楽は流れていたけど、ふたりとも無言で。

でも「次はこれを撮るんだ」「ここはこんな表情だ」って、言葉を交わさずに通じ合った感覚になったときがあって。〝写真を撮る〟ということに、初めて深く入り込んだ気がしました。

――写真集を目標に、この一年走り抜けてきて、いざかなえた写真集ロケで、その感覚を抱く。すてきなお話です。

相楽 ですね。......いろいろありましたけど、それが一番感動したことかもしれないです。

――そんな今回の写真集ですが、「本人史上最高露出」というフレーズに驚くファンを数多く見かけました。

相楽 ハードルは上がっちゃいましたね(笑)。でも、自分の中ではしっかり「やりきった」といえる撮影で。新しい私を開拓できたと思いながら帰ってきました。

――発売日当日の反応が楽しみです。ところで、渡航前に「元乃木坂46」という肩書について「誇りではあるけど、この写真集でその肩書から脱却できれば」と語っていました。

相楽 そうですね。私を当時から知ってくださっている人が多いけど、〝爽やかで清楚〟というイメージを求められるアイドルではない、今の相楽伊織として見せたいなと思っていました。

――テーマの「解放」には、そんな肩書からの解放も込められているんだとか。

相楽 編集さんからその言葉をいただいたとき、本当にうれしくて。「やり遂げなきゃ」って思いました。台湾から帰って、今は表紙を決めたり、中身を見たりしている最中ですけど、ひとり立ちしなければいけない時期だとわかっているので、その「解放」もかなう写真集にしたいなと思います。

スタイリング/田中あゆ美 ヘア&メイク/萩村千紗子

●相楽伊織(さがら・いおり) 
1997年11月26日生まれ 埼玉県出身 身長164㎝ 
○2014年6月に乃木坂46の2期生としてデビュー。2018年7月に乃木坂46を卒業後、現在は女優業やグラビアを中心に活動。『月刊バスケットボールWEB』にて『相楽伊織のバスケ大好記』を連載中。
公式X【@1126iorisagara】 
公式Instagram【@_iorisagara264_】 

取材・文/アオキユウ(short cut) 撮影/佐藤裕之