レノファ山口FCは5日、福島ユナイテッドFCよりGKファンティーニ燦を期限付き移籍で獲得したことをクラブ公式サイトで発表した。

 ファンティーニの移籍期間は、2022年2月1日から2023年1月31日まで。
なお、ファンティーニは契約により、福島と対戦する公式戦には出場することができない。

 山口のクラブ公式サイトには、以下のようにファンティーニのコメントが掲載されている。

「この度、福島ユナイテッドから加入させていただくことになりましたファンティーニ燦です。ファンティやあきらと呼んでください! 今年はレノファの一員として、目標に向かって全力で戦います! チームのために自分の力を注ぎ、そして自分自身も成長できる一年にしたいです」

「山口県の良い場所や、美味しいものなどがあれば皆さんに是非教えてください! みなさんと共に優勝、そして昇格を目指して一緒に頑張りましょう! Forza Yamaguchi!」

 また、福島のクラブ公式サイトには、以下のようにファンティーニのコメントが掲載されている。

「みなさん明けましておめでとうございます! この度レノファ山口にレンタル移籍することになりました」

「最後まで本当に迷い、自分にとって難しい決断でした。ただ、福島のためにも強くなって帰って来れるようにと思い、そして自分自身もJ2でいい経験をして成長したいという思いで移籍を決めました」

「福島での2年間は本当に最高でした! J3優勝というのはもう夢ではなく現実できると確信しています。
また会える日を楽しみにしてます! Forza Fukushima!!」

 現在23歳のファンティーニは、父親がイタリア人、母親が日本人で両国の国籍を保有している。千葉県市川市で生まれ、中学校に上がるタイミングでイタリアへと渡ると、2010年にはチェゼーナの入団テストに合格して下部組織に入団。同クラブのU-19チームに所属していた2016年4月には、17歳にして第3GKとしてトップチームに初招集された。同年8月にはトップチームへと選手登録され、コッパ・イタリアの2試合でベンチ入りを果たしている。

 2017年にサガン鳥栖へ完全移籍すると、2020年には福島へ加入。2021シーズンは、明治安田生命J3リーグで2試合に出場している。