直近の公式戦5試合で4勝1敗と好調を維持する川崎Fと、クラブ史上初となる決勝進出を狙うアビスパ福岡が『等々力陸上競技場』で激突。
1点をリードすることとなった川崎Fは38分、脇坂がハーフウェーライン付近からディフェンスラインの背後にスルーパスを送ると、マルシーニョが抜け出してペナルティエリア内に進入。抜け出したマルシーニョが相手選手に倒され、PKを獲得した。PKキッカーを務めたのはレアンドロ・ダミアン。
42分、福岡が同点に追いつく。高い位置で相手のスローインからボールを奪取すると、井手口陽介の縦パスを受けた山岸祐也が縦に持ち運び、ペナルティエリア右からマイナス方向へ折り返すと、このボールに素早く反応した金森健志がボールをゴールに流し込んだ。その後、スコアは動くことなく、1-1の同点で試合を折り返した。
迎えた後半、開始早々の53分に川崎Fが勝ち越しに成功する。左サイドの相手陣深くからクロスを送るが、相手のクリアに遭う。
勢いに乗る川崎Fは70分、ボールをキャッチしたGKチョン・ソンリョンがディフェンスラインの背後にボール蹴り込むと、マルシーニョが反応。相手の守備ラインを突破したマルシーニョは、飛び出して来た相手GKの頭上を越えるようにループシュートを放ち、リードを2点に広げた。
さらに川崎Fは81分、左CKを獲得すると、キッカーの脇坂は右足でクロスを供給。ボールがファーサイドに流れると、レアンドロ・ダミアンがヘディングシュートを放ち、ボールはゴールネットを揺らした。
その後、福岡は鶴野怜樹のゴールで1点を返したものの、及ばず。
【スコア】
川崎フロンターレ 4-2 アビスパ福岡
【得点者】
1-0 5分 山村和也(川崎F)
1-1 42分 金森健志(福岡)
2-1 53分 橘田健人(川崎F)
3-1 70分 マルシーニョ(川崎F)
4-1 81分 レアンドロ・ダミアン(川崎F)
4-2 90分+6分 鶴野怜樹(福岡)