ブライトンに所属する元イングランド代表MFアダム・ララーナが、今シーズン限りでの同クラブ退団を明言した。13日、イギリスメディア『BBC』が同選手のコメントを伝えている。


 現在36歳のララーナは、サウサンプトンの下部組織から2006年8月にトップチームデビューを果たした。2014年夏には国内屈指の強豪リヴァプールに完全移籍で加入し、在籍した6シーズンで公式戦178試合出場22ゴール21アシストを記録。2020年夏からはブライトンでプレーしており、4年目となる今シーズンはここまで公式戦29試合に出場して1アシストをマークしている。

 『BBCラジオ・サセックス』に出演したララーナは、「ここ数カ月、ロベルト(・デ・ゼルビ)とは話し合いを続けてきたし、彼は僕に残ってプレーを続けてほしいと言っていた」と指揮官とのやりとりを告白。続けて、「でも、少し時間をかけてクラブの現状を考えてみたことに加え、僕がここに来てからの過去4年間家族と離れていたことを考えると、ちょうどいいタイミングだと思ったんだ」と退団する意向を明かした。

 また、「僕は1年を通して家族と話をしてきたが、決断に最も大きな影響を与えたのは、子供たちが僕を必要としていたということだ」と理由を説明。
「ロベルトに会いに行って移籍することを決めたと伝えるのが、おそらく最も難しい会話だった。僕の決断の中心にあるのは家族だと言った瞬間、彼は完全に理解してくれた」と述べつつ、「僕たちの関係は選手と監督を超えている。彼は僕にとって兄のような存在なんだ」と信頼を強調している。

 一方で、「僕はまだプレーを続けたいと思っている。 まだタンクには(エネルギーが)少し残っていると思う」と現役続行を宣言した。