マンチェスター・ユナイテッドはフルアムに所属するイングランド人DFトシン・アダラビオヨの獲得を諦めてはいないようだ。22日、イギリスメディア『BBC』が伝えている。


 現在26歳のアダラビオヨは、5歳でマンチェスター・シティの下部組織に入団。14歳でU-18チームに昇格し、2年後からはU-18チームのキャプテンも務めた。2016年2月にトップチームでビューを果たしたが、その壁は厚く、マンチェスター・シティでの公式戦出場はわずか8試合にとどまった。ウェスト・ブロムウィッチやブラックバーンへの期限付き移籍を経て、2020年10月にフルアムへと完全移籍した。

 フルアムでは初年度から主力として活躍している。1シーズン目はプレミアリーグから2部チャンピオンシップへの降格を味わったものの、1年での1部復帰に貢献。
今季は公式戦25試合に出場するなど、在籍4シーズンで公式戦132試合出場5ゴール2アシストを記録している。

 アダラビオヨの現行契約は2024年6月30日までとなっているものの、すでに契約延長オファーを拒否していることから、今夏にフリーでフルアムを離れることが確実視されている。

 そんなアダラビオヨにはニューカッスルが強い関心を示しており、契約成立に近づいていることも報じられている。それでも、今回の報道によると、プレミアリーグが定めた収益と持続可能性に関する規則(PSR)に準拠するために財政的に厳しい状況にあるマンチェスター・ユナイテッドもフリーで獲得できるアダラビオヨへの関心を継続しているという。

 なお、アダラビオヨにはトッテナムやリヴァプール、ミランなども関心を示しているようだが、果たしてマンチェスター・ユナイテッドは争奪戦を制して同選手を獲得することができるのだろうか。