ここまでのJ1リーグで11得点を記録していたFWジャーメイン良が負傷離脱して以降、リーグ戦3試合で1分3敗の1得点と攻撃陣が冴えない16位ジュビロ磐田。
試合はなんと開始17秒で動いた。湘南のキックオフで始まると、その流れから右サイドでボールを受けたMF池田昌生がゴール前にクロスを供給。
対する磐田は、両サイドから揺さぶりをかけて相手ゴールを脅かしていた中、前半アディショナルタイムに“10番”がチームに勢いをもたらした。ペナルティエリア内右でボールを受けたMF山田大記が、そのままゴールから逃げるドリブルで相手選手を引きつけてからターンで入れ替わる。
後半は一進一退の攻防となった中、徐々に磐田が攻勢を強める。64分に、右サイドを崩したMF松本昌也がクロスを送ると、ファーサイドのMF古川陽介が飛び込んでくる。しかしこれは相手GKの好守に阻まれて得点には至らなかった。さらに圧力をかける磐田に対して、湘南はルキアンと福田の2人がカウンターを狙う展開に。
その中で82分、反撃に出ていた磐田が追いつく。ピッチ中央でボールを持ったMF金子翔太が相手選手を3人引きつけた後、左サイドに流れたFWマテウス・ペイショットにスルーパス。これを右足インサイドキックで流し込んだ。その3分後には、MFレオ・ゴメスの長距離砲が炸裂。この来日初ゴールで、2点ビハインドの試合をひっくり返した。
試合はこのまま3-2でタイムアップ。
【スコア】
ジュビロ磐田 3-2 湘南ベルマーレ
【得点者】
0-1 1分 ルキアン(湘南)
0-2 29分 福田翔生(湘南)
1-2 45分+5 山田大記(磐田)
2-2 82分 マテウス・ペイショット(磐田)
3-2 85分 レオ・ゴメス(磐田)