昨季悲願の欧州制覇を成し遂げたPSG。
対するアーセナルは2005-06シーズン以来の決勝進出を果たした初優勝を狙う。マンチェスター・シティと一騎打ちとなったプレミアリーグを22年ぶりに制覇し、勢いに乗るチームは、CLでもリーグフェーズを全勝で首位通過。ノックアウトステージではレヴァークーゼン、スポルティングを順当に撃破し、準決勝ではアトレティコ・マドリードを2戦合計2-1で退けてシーズン2冠に王手をかけた。ミケル・アルテタ監督はビッグイヤーが懸かる大一番では状態に不安を抱える一部選手をベンチに置き、クリスティアン・モスケラやマイルズ・ルイス・スケリーらを抜擢。最前線にはカイ・ハヴァーツを起用した。
ハンガリーのブダペストにあるプシュカーシュ・アレーナで幕を開けた運命のファイナル。
立ち上がりからPSGがボールを保持し、アーセナルがミドルブロックで構えながらカウンターを狙う構図でゲームが進んでいく。
様子見の入りとなったが、早い時間帯にスコアが動く。6分、ハーフウェイライン付近でマルキーニョスのクリアがレアンドロ・トロサールに当たって左のスペースにこぼれると、これに反応したハヴァーツがハイラインの背後を取ってボックス内まで持ち込むと、味方への折り返しを匂わせながら、ニア上へ強烈な左足シュートを突き刺した。
チェルシー時代に続くファイナルでの大仕事を果たしたドイツ代表FWの活躍によって均衡が破れると、ここからビハインドを背負った昨季王者が攻勢を強めていく。流動的な前線を起点に局所で数的優位を作りながら、中盤と前線の入れ替わりを使いながら崩しを試みる。
前半半ばを過ぎると、試合は徐々に膠着。自陣でローブロックを構えるアーセナルに対して、70%を大きく超えるボール保持で押し込むPSG。ただ、きっちり中を締めつつサイドでウイングにボールが入った際には2対1の形で対応するミケル・アルテタのチームがうまく守った。
前半終盤にかけてはヌーノ・メンデスのボックス内での仕掛けからのクロスのこぼれに詰めたファビアン・ルイスのヘディングシュート。ボックス右に抜け出したハヴァーツのシュートと互いにゴールへ迫ったが、前半はアーセナルの1点リードで終了した。
互いに選手交代で臨んだ後半も試合展開に大きな変化はなし。前線の配置換えで変化を加えたPSGは堅守攻略へ揺さぶりをかけていく。55分にはペナルティアーク付近で得たFKをハキミが枠に飛ばすが、これはGKダビド・ラヤの守備範囲。
それでも、攻勢を続けるPSGは62分、相手陣内左サイドでデンベレとパス交換したフヴィチャ・クヴァラツヘリアがDFモスケラと入れ替わる形でボックス内に抜け出すと、後ろから倒されてPKを獲得。これをキッカーのデンベレが冷静に左下隅へ突き刺し、同点に追いついた。
一方、守勢の展開で追いつかれたアーセナルは失点直後の66分に2枚替え。PK献上の場面であわや2枚目のイエローカードとなりそうだったモスケラを下げてユリエン・ティンバーを、マルティン・ウーデゴーアを下げてヴィクトル・ギェケレシュを投入し、ハヴァーツをトップ下に下げた。
この交代によってアーセナルが少し相手陣内でのプレーを増やし、試合は一進一退の展開に。そんななか、77分にはロングカウンターの形でウィリアン・サリバと入れ替わったクヴァラツヘリアがボックス左に持ち込んでシュートを放つが、ここはルイス・スケリーのブロックに遭いボールは惜しくも左ポストを叩いた。
互いに足を攣る選手が散見するなど消耗戦の様相を呈すると、83分には互いに選手交代。PSGは足が攣っていたクヴァラツヘリアを下げてブラッドリー・バルコラを、アーセナルはトロサールとブカヨ・サカの両翼をガブリエウ・マルティネッリ、ノニ・マドゥエケに入れ替えた。
後半終盤はバルコラの背後への飛び出しやオープンスペースで前線の個人技が活きてきたPSGが優勢に進めていくが、デジレ・ドゥエのお膳立てからヴィティーニャが放ったミドルシュートはわずかにクロスバーの上を越えた。
1-1のまま突入した6分の後半アディショナルタイムでは足が攣ったデンベレを下げてゴンサロ・ラモスを投入したPSGが、最後の最後にバルコラの背後への抜け出しから逆転のチャンスが訪れたが、ボックス内に持ち込んで放った左足シュートは惜しくもサイドネットを叩いた。
2015-16シーズンのマドリード・ダービー以来となる延長戦に突入した白熱の一戦。守勢のアーセナルは延長戦に入ったタイミングでルイス・スケリー、ハヴァーツを下げてマルティン・スビメンディ、エベレチ・エゼを同時投入した。対するPSGも延長前半序盤にファビアン・ルイスを下げてウォーレン・ザイール・エメリをピッチに送り込んだ。
延長前半はアーセナルがやや優勢に試合を運び、ボックス内への侵入を試みたマドゥエケとDFヌーノ・メンデスの際どい接触プレーもあったが、ここはノーファウルでPK獲得とはならなかった。
延長後半に向けてPSGはヴィティーニャ、マルキーニョスの主力を下げてベラウド、イリア・ザバルニーを投入。互いに交代機会を使い切って最後の勝負に挑んだ。残り15分の攻防は一進一退となり、互いに勝ち越しのチャンスも訪れたが、相手の集中した守備を前に120分の激闘は1-1のままタイムアップを迎えた。
運命のPK戦では2度のコイントスに勝利したPSGが自分たちのサポーターが陣取るエンドに先攻を獲得。拮抗したPK戦は後攻アーセナルの2人目のエゼが枠を外し、PSG3人目のヌーノ・メンデスのシュートはGKラヤが完璧な読みでセーブ。その後、互いに成功を続けた中で5人目で決着。
先攻のPSGのベラウドが冷静に右隅へ決め切った一方、後攻アーセナルのガブリエウ・マガリャンイスのシュートは無情にもクロスバーの上を越えて失敗に。この結果、PK戦までもつれ込む激闘を制したPSGが見事に初優勝からの大会連覇を成し遂げた。
【スコア】
パリ・サンジェルマン 1-1(PK:4-3) アーセナル
【得点者】
0-1 6分 カイ・ハヴァーツ(アーセナル)
1-1 65分 ウスマン・デンベレ(PK/パリ・サンジェルマン)
【ゴール動画】CL決勝で生まれた2ゴール

![ワールドサッカーダイジェスト 2024年 9/19 号 [雑誌]](https://m.media-amazon.com/images/I/61iNZutK1hL._SL500_.jpg)




![[ミズノ] フットサルシューズ モナルシーダ NEO SALA CLUB IN ホワイト/レッド 26.5 cm 3E](https://m.media-amazon.com/images/I/51KyBx5v2JL._SL500_.jpg)

![[ミズノ] フットサルシューズ モレリア TF ブラック/ホワイト 26.5 cm 2E](https://m.media-amazon.com/images/I/41P+itybOvL._SL500_.jpg)


