◆JERAセ・リーグ ヤクルト0―4広島(5日・神宮)

 広島・小園海斗内野手(24)が“復帰戦”で躍動した。今季初の6番起用で気迫全開。

2回1死から8球粘った末に四球で出塁すると、強く拳を握りしめた。6回1死では中前打から二盗成功。「絶対やり返してやろう思ってプレーしていた」と、4日の中日戦(マツダ)で先発を外れた悔しさを結果に変えた。

 前日は23年8月20日以来のスタメン落ちだった。新井監督は「最近、弱い姿が見受けられる」と、主力にふさわしくない様子を感じ取って決断した。この日も、あえて言葉をかけることはしなかったが「ヒットを打った、打たない、ではなしに、今日はいい姿で野球をしていたと思います」と、発奮した姿を評価した。

 小園は「まず今日は自分の姿ができたという感じです」と冷静に振り返った。前日で連続出場も241試合でストップしたが、ここから再出発。信頼を取り戻していく。(畑中 祐司)

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