◆米大リーグ マーリンズ―ドジャース(6日、米フロリダ州マイアミ=ローンデポパーク)
ドジャース・大谷翔平投手(30)が6日(日本時間7日)、敵地・マーリンズ戦に「1番・DH」で先発出場する。23年にはWBC世界一、24年には前人未到の「50―50」(50本塁打、50盗塁)を達成した“伝説の地”で今季2度目の2戦連発を狙う。
6打数6安打3本塁打10打点2盗塁で、「50―50」どころか「51―51」を成し遂げた昨年9月19日(同20日)以来、ローンデポパークに228日ぶりに凱旋した前日5日(同6日)の同戦では再び衝撃を残した。5回無死二塁だった。22年のサイ・ヤング賞右腕、アルカンタラの97・7マイル(約157・6キロ)直球を捉えると、3試合ぶりの9号2ラン。本塁打ではMLB全体で今季最速の打球速度117・9マイル(約189・7キロ)、自身の本塁打では今季最も低い角度20度の弾丸ライナーで、右翼の自軍ブルペンに打ち込んだ。
3回には二盗を決め、5年連続7度目の2ケタとなる10盗塁に到達。またも本塁打と盗塁をダブルでマークし「本当にいい思い出が多いかなと。昨年もそうでしたし、WBCも含めて本当に好きな球場の1つ」とほほ笑んだ。
マ軍先発のC・クワントリル投手(30)に対し、大谷は通算18打数5安打の打率2割7分8厘、3打点。今季は4月30日(同5月1日)に対戦し、2打数無安打だった。今季からマーリンズ監督にはマッカロー氏が就任。昨季までドジャースの一塁コーチを務めた同監督は大谷の「50―50」を支えた元相棒だが、戦いとなれば話は別だ。
今月2日(同3日)から始まったアトランタ→マイアミ→アリゾナと続く今季最長の敵地10連戦は、この日が5戦目。前日の試合で左太ももの張りで途中交代した主砲のT・ヘルナンデスは負傷者リスト入りして離脱となったが、チームはこの日も「9番・二塁」の金慧成(キム・ヘソン)という新星が勢いをもたらしている。