◆米大リーグ マーリンズ4―7ドジャース(5日、米フロリダ州マイアミ=ローンデポパーク)
ドジャース・大谷翔平投手(30)が5日(日本時間6日)、敵地・マーリンズ戦に「1番・指名打者」でフル出場し、3点をリードした5回無死二塁の3打席目に、右翼へ2試合ぶりの本塁打となる9号2ランを放ってチームの勝利に貢献した。
大谷が自分のアーチ以上に喜んだのは、この試合に「9番・二塁」でメジャー初先発した金慧成(キム・ヘソン)内野手(26)の活躍だ。
適時打も放って4打数2安打1打点、1得点1盗塁と大活躍。二塁のレギュラー候補として3年総額1250万ドル(約20億円=契約発表時のレート)でドジャース入りもオープン戦ではアピールできずに開幕直前にマイナーに降格する屈辱も味わったが、28試合で打率2割5分2厘、5本塁打、19打点、13盗塁とアピールに成功してメジャーの舞台をつかみ取った。「すごく楽しかった。きょうはチームに貢献できて本当にうれしい。いい結果が出てよかった」。忘れられない一日となったはずだ。
大谷も「本人にとって特別な日だと思いますし、きのうも得点にはつながらなかったですけど素晴らしい走塁(代走で二盗)で、今日も素晴らしい活躍だったと思います」と祝福していた。