◆パ・リーグ 西武0―10ソフトバンク(6日・ベルーナドーム)

 ソフトバンクが圧勝で今季2度目の5連勝を飾った。9回1死一塁から岩井が代打・元山を二直に打ち取り、捕球した川瀬が一塁へ。

飛び出した走者との併殺で、打者27人での完封リレーを決めた。7回1安打無失点のモイネロは「今までとコンディションは同じ。全部いい投球ができている」と、涼しい顔で3勝目。4回1死から滝沢の遊撃内野安打で唯一の走者を背負ったが、渡部聖を三ゴロ併殺に仕留め、完璧な投球を披露した。

 球団では、22年5月11日に東浜が無安打無得点を達成して以来の“27人斬り”。助っ人は昨季も防御率0・78の西武を今季初対戦でも圧倒した。「特に相性がいいとは感じない」と淡々。1日に再昇格後初登板の岩井も「最初が大事。(27人は)何も考えず」と、平常心で2回を6人で抑えた。3、4月は防御率3・14の投手陣。5月は2戦連続の3完封と本領を発揮し始めた。

 小久保監督は「27人? あっ、そうか」と気にもせず、主力に故障続出の打線に目を細めた。

山川らが無安打だったが、20代の若手が計14安打を放ち「主力が戻って、簡単に明け渡すようではつまらん」と期待。首位と最大6ゲーム差から3・5差に縮めた。(安藤 理)

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