◆JERA セ・リーグ 巨人6-4阪神(7日・東京ドーム)
巨人は序盤から得点を重ねて阪神に勝利し、連敗は2でストップした。試合前までチームは阪神に対して1勝7敗でホームでは5連敗中だったが、ようやく白星を挙げた。
絶対的4番の岡本が6日の同戦で負傷交代し、リハビリ組合流。2軍調整していた坂本が約3週間ぶりに緊急昇格し、「7番・三塁」で先発出場し、第92代4番には吉川が座った。
両軍無得点の初回。先頭の泉口が中前打で出塁すると、2番のキャベッジが初球で犠打を成功させて得点圏へ走者を進めた。なお1死二塁、若林は相手先発・門別の投じた変化球を完璧に捉えて左翼スタンド中段へ2ランをたたき込み、先制に成功した。
2回には先発した山崎が1死一、二塁で小幡の二ゴロを二塁手・吉川が好捕したが、二塁への送球がそれた間に二塁走者がホームイン。タイムリーエラーとなって、開幕から続いていた連続無失点イニングは36イニングでストップし、1939年高橋敏(阪急)が持つ開幕から38回1/3連続無失点のプロ野球記録更新とはならなかった。
さらに1点リードの3回にはこの回の先頭・中野に自身のグラブをはじく中前安打を許すと、続く森下の左中間への二塁打を中堅手・ヘルナンデスがはじき、その間に走者が生還。同点に追いつかれた。
同点の4回には2死一塁から坂本が左前へ適時二塁打を放ち、勝ち越しに成功。なお2死満塁では泉口も左前へ適時打を運び、続くキャベッジも中前へ適時打を放つ猛攻を見せた。
5回には山崎が森下に2ランを浴びて2点差に詰められ、5回6安打4失点で降板した。
8回からは大勢が登板し3者凡退、9回も守護神・マルティネスが3人で抑えた。