◆JERAセ・リーグ 中日2―1DeNA(7日・バンテリンドーム)

 中日の上林誠知外野手が、3号の先制2ランを放ち、チームを勝利に導いた。

 初回1死一塁。

DeNA・大貫の138キロの変化球を右中間席にたたき込んだ。4月25日のヤクルト戦(バンテリンD)以来、11試合ぶりの一発。打球の行方を確認して、右手の拳を突き上げると、「(スタンドに)入るか分からなかったけど、ギリギリ入ってよかった」と汗を拭った。

 第3打席にも中前打をマーク。打率2割8分1厘、16打点、3本塁打はいずれもチームトップで、3番として打線をけん引している。それでも、「まだまだ物足りない。2本、3本と打てるように」と貪欲に突き進む。

 試合後には、移籍後初のお立ち台に上がった。「ヒーローインタビューは初めてでうれしかった」と目を細め、歓声が響くスタンドのファンへ、「最後まで3番に、い続けられるように、チームのために頑張ります」とさらなる活躍を誓った。

編集部おすすめ