◆パ・リーグ 西武7―1ソフトバンク(7日・ベルーナドーム)

 西武・高橋の表情は晴れやかだった。5回までに89球を費やし、6安打4四球1失点で降板したが、味方の援護に恵まれつかんだ2勝目。

「流れが来てる」と白い歯を見せた。

 気分も一新し迎えた今季6戦目の登板だった。4月29日・楽天戦(ベルーナD)で597日ぶりの勝利を挙げてから1週間。「最高ですよ。あんまり違わないと思ってたけど違いましたね」。13連敗中に曇っていた気分も晴れた。初回、2死から栗原に右翼越えソロを浴びるも、その後は粘り追加点は許さず。降板後には西口監督から愛あるチョップを受け「この内容だったらもっと強いチョップでも」と反省も忘れなかった。

 久々の連勝に「ゴールはケチャップのように出ない時は出ないし、出る時はドバドバ出る」という元サッカー日本代表・本田圭佑の言葉が浮かんだという右腕。苦しかったトンネルを抜けた先には連勝ロードが待っている。(大中 彩未)

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