◆JERA セ・リーグ 巨人6-4阪神(7日・東京ドーム)
主砲の無念の思いを背負って結束した。阿部監督は就任後初めて岡本不在のメンバーで打順を組み、泉口、キャベッジを1、2番に起用。
前日6日の阪神戦で岡本が左肘を負傷。当初は筋損傷で全治1か月程度とみられていたが、この日の再検査でじん帯損傷と診断され、全治3か月程度の見込みとなった。前半戦の復帰は絶望的。試合前のベンチ裏でのミーティングでは選手に一致団結を呼びかけた。
「和真はな、本人も痛いしチームも痛いんだけど、みんなで一丸になるチャンスだと思ってさ。そうやって思ってみんなでやっていこうよ。本人が一番つらいだろうし、いろんなもの背負ってやってくれてたと思うんで。それをみんな、その気持ちをちゃんとくんであげてさ、なんとか戻ってくるのを待ってなんとか辛抱してみんなで頑張っていきたいなと思ってるんで」
初回に若林の2ランで先制した。4回には坂本の決勝二塁打の後、2死満塁から泉口が門別の初球を左前2点適時打。
吉川には「4番だから長打を打ってほしいとかはないので。今できるね、一番いいバッターなので」と期待を込めた。「ちょっと長引きそうなので覚悟して。早く戻ってくれればうれしいですけど、彼も責任感持ってやってくれてたと思うので。早く治すことに集中してもらいたい」と阿部監督。主砲の復帰まで一丸でカバーする決意を示した。
対阪神はこれで2勝7敗となった。