◆米大リーグ ダイヤモンドバックス―メッツ(7日、米アリゾナ州フェニックス=チェースフィールド)

 メッツの千賀滉大投手が7日(日本時間8日)、敵地のダイヤモンドバックス戦に先発し、6回まで2安打無失点で4勝目の権利を得て7回からのマウンドをリリーフ陣に託した。

 前回は体調不良の中、ダイヤモンドバックス相手に4回を1失点で敗れた千賀。

この日も序盤から制球力が安定せずに3回まで毎回の5四球を出したが、1回は捕手トーレンスが二盗を阻止。2回1死一塁でトーマスに左中間二塁打を許したが、本塁を狙った一塁走者を中―遊―捕の見事なカットプレーで刺し、千賀も思わず両手を上げてガッツポーズで喜んだ。

 3回には連続四球で無死一、二塁のピンチも送りバント失敗と併殺打で切り抜けると、4、5回は2イニング連続3者凡退に抑えた。

 調子が落ちてきたメッツ打線だったが6回にソトが中堅バックスクリーン直撃の6号ソロで先制すると、7回にはアクーニャの中前安打とマクニールの三塁打で2点を援護してもらった。

 千賀は6回を2安打4奪三振、5与四球。89球投げストライクは48球と苦しんだが無失点で防御率は1・16。規定投球回に到達し山本由伸(ドジャース)の0・90に次いでナ・リーグ2位に進出した。

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