◆阪神大学春季リーグ戦 ▽プレーオフ 大産大8―0関西外大=7回コールド=(8日・GOSANDO南港)

 大産大が、関西外大とのプレーオフを制し、2008年秋以来、17年ぶり11度目のリーグ優勝を果たした。15年間コーチを務め、今年4月に昇格した市川哲也監督は、「やっと、たどり着いた。

コーチ時代も(優勝は)なかったので。1年目でこんな幸せなことがあっていいのかなと思っている」と喜んだ。

 初回1死二塁で指名打者の北橋佳太郎(4年=尽誠学園)が中前適時打を放ち、1点を先制した。2回は米田光希遊撃手(4年=中部商)の中越え2点適時二塁打や、プロ注目捕手・小出望那(もなく)主将(4年=大産大付)の左前適時打などで一挙、6得点。投げては高橋克弥投手(4年=高知)が7回8安打無失点と粘投し、7回コールド勝利を決めた。

 昨秋までに8連覇していた天理大も抑え、2004年以来、21年ぶり2度目となる全日本大学野球選手権(6月9~15日・神宮、東京D=報知新聞社後援)への出場切符を獲得。指揮官は「新しい力が出てきてくれないと全国では勝てない。もう一回、競争してもらいたい」と、さらなるチーム強化に意気込んだ。

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