巨人・赤星優志投手が3勝目を目指し、9日のヤクルト戦(神宮)で先発する。登板前日の8日はジャイアンツ球場で最終調整。

開幕からここまで2勝はともにヤクルト戦で挙げており「勝ってはいるので、大胆に勝負していければいいかなと。その中で、丁寧にいかなきゃいけないところもある。そこのメリハリをしっかりつけていきたいなと思います」と対ツバメ打線3戦3勝を思い描いた。

 雨天中止でスライド先発した前回3日のDeNA戦(横浜)は、今季最長の7回を投げ無失点。援護に恵まれず勝ち星は手にできなかったが、球数98で完璧な仕事ぶりを見せた。今季2度目となる中5日へ「そこまで大きな変化はない。普通に1週間、調整しました」と頼もしい表情で汗を流した。

 チームの緊急事態に奮起する。前カードの阪神戦(東京D)で主砲の岡本和真内野手が左肘靱帯(じんたい)を損傷。全治3か月程度が見込まれる重傷を負った。今後は、不動の4番打者を欠く中で戦っていく。「全員で戦わなきゃいけない、というのはすごく感じました。

打線の軸となる人が離脱してしまったので、何とかピッチャーで試合をつくっていけるように。今まで以上に、気合を入れていきたいなと思います」。普段はクールな男が、内に秘めた熱い思いを言葉に変えた。

 大卒4年目の今季は開幕から6登板で防御率2・18と力強く先発陣を支える。「サンタナ、オスナに打たれると勢いもつくと思う。その2人をしっかり抑えたい。とにかく結果を求めてやっていきたいなと思います」と勝利へのイメージを膨らませた。

編集部おすすめ