主砲・岡本の不在もヤクルト退治は吉川尚輝にお任せだ。9日から3連戦を迎えるヤクルト戦は岡本がセ・リーグの対戦チーム別で最高の打率・304(707打数215安打61本塁打158打点)。

それだけに離脱は痛いが、92代の巨人4番となった吉川もヤクルト戦がセで最高の打率・307(485打数149安打9本塁打49打点)。打点が対戦チーム別で最多なのも岡本と同じだ。

 また、5月の神宮に限れば吉川は

 年・月・日  打―安[本]点

23・5・17 3―2   0

     18 5―1   1

24・5・10 4―2〈1〉1

     11 4―1   0

     12 3―1   0

と、19打数7安打1本塁打2打点で打率・368。同じ条件で岡本は16打数5安打3本塁打5打点の打率・313。吉川には吉川の、岡本には岡本の良さがあり、一概には言えないが、「ヤクルト戦」、「5月の神宮」に関しては吉川の活躍が光っている。9日以降4番に座るかどうかはわからないが、困った時に吉川に頼りたい。(恩田 諭)

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