セ、パ両リーグは9日、3、4月度「大樹生命月間MVP賞」を発表し、オリックス・太田椋内野手が受賞した。開幕から4月終了時点で全27試合に出場し、打率4割1分1厘、4本塁打、18打点の好成績で自身初の受賞。

「とてもうれしく思います。余裕を持って打席に立てていた。(賞は)あまり頭になかったけど、後半くらいから取れるかなと思い、ちょっと意識していました」と笑みを浮かべた。

 3月28日の開幕戦・楽天戦(京セラドーム大阪)の今季初打席で、いきなり早川から左越え2ラン。「開幕の1打席目からいいホームランが打てたので、気持ち的にも楽になった」と勢いそのままに快打を連発し、4月は右打者としてはブーマー(84年4月)と谷(03年9月)の球団記録に並ぶ月間39安打を記録した。

 元近鉄の内野手で、現在はオリックスの打撃投手を務める父・暁さんには「僕から(受賞について)言うことはないかな」と苦笑い。それでも「オフシーズンは本当にずっと練習で投げてくれたので、これからもっともっと打てるように」と恩返しを誓った。

 「ベストナインをセカンドで取りたい。やっぱり試合に出続けるというのが一番大事だと思うので、まずはけがなく、一年を通して活躍できるように」と、今後のシーズンを見据えた。

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