横浜、日本ハムなどで投手として活躍し、現在は日本ハムの打撃投手を務める石井裕也さんを題材にした絵本「きこえなくなって~みみのきこえないプロやきゅうせんしゅのおはなし~」が発売されたことを受け、9日、原作者のおがわひろきさんから石井打撃投手へ絵本の贈呈式が行われた。

 左耳はまったく聴こえず、右耳は補聴器でかすかに音が聴こえる程度の先天性難聴でありながら、多くの困難を乗り越えてプロ野球の選手になった石井裕也さんの物語。

おがわさんは「耳が聞こえないことが弱いことだと思っていたのに、耳が聞こえないことが強いことにもなる。石井投手が補聴器をつけマウンドに上がって集中している様子が描かれている」とコメントした。

 石井打撃投手は「子どもたちに本を読んでもらいたい。勇気を与えて夢に向かって頑張ってもらいたい。耳が聞こえない人たちにも野球選手になってもらいたいなと思います」と語った。

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