◆米大リーグ ダイヤモンドバックス―ドジャース(9日、米アリゾナ州フェニックス=チェースフィールド)

 ドジャースの佐々木朗希投手(23)が9日(日本時間10日)、自身初の中5日で敵地・ダイヤモンドバックス戦に先発し、自己ワーストを更新する5戦連続となる一発を浴びた。1点リードの初回は先頭キャロルを三ゴロに仕留めたが、2番マルテに94・6マイル(約152・2キロ)の内角高めの直球を捉えられると、打球はポール際の右翼席に大きな放物線を描いて着弾。

5戦連続の一発は同点ソロに。さらに2死二塁から5番・スアレスにも右中間への2ランを浴びるなど、初回3失点で逆転を許した。1イニング2被弾は、プロ入り後初。1試合2被弾は、22年8月19日楽天戦(楽天)で1試合3被弾以来自身2度目となった。8日に山本由伸投手(26)から満塁弾を放ったモレノ、マルテら好打者がそろうナ・リーグ西地区ライバルの強力打線が立ちはだかった。

 先月26日(同27日)、本拠地・パイレーツ戦では6回途中でメジャー自己最多93球を投げ、5安打4奪三振、3失点。初回には自身初のプレーボール弾を浴び、3戦連続被弾。前回登板の3日(同4日)の敵地・ブレーブス戦ではメジャー自己最多98球を投げ、6安打3失点の内容で、メジャー初勝利を手に。6点リードの4回には自己ワースト4戦連続被弾となる一発も浴びた。この日は、ロッテ時代の5年間でも経験がない中5日で連勝を狙う。

 この日は屋根が開放されて行われ、乾燥地帯の気候が投球に与える影響が懸念される。乾燥で制球が難しい上に、打球が飛びやすい投手不利な環境だ。

だが、佐々木は、アリゾナで行われた今年の春季キャンプ中のオープン戦では、2試合の計7イニングで無失点。1年目の日本人投手としては初めて、開幕前のオープン戦を防御率0・00で切り抜けるなど、苦にはしていなかった。

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