◆東京六大学野球春季リーグ戦 第5週第1日▽明大2―1立大(10日・神宮)

 1球に泣いた。立大のエース右腕・小畠一心(4年=智弁学園)は明大打線に8回まで1失点の好投も、同点で迎えた9回先頭。

4番の内海優太外野手(3年=広陵)へのストレートを右翼席に運ばれ、降板。9回途中を4安打2失点で今季2敗目を喫した。

 前回登板となった5月5日の早大3回戦では先発し、4回途中を6失点。「やり返したろうと思っていたが、最後に本塁打を打たれてしまった。自分が投げて、自分が打たれたんで、自分の責任です」。好投の中、打線の援護に恵まれなかったが、敗戦の責任を背負い込んだ。

 木村泰雄監督(64)は「後半ずっとノーヒットで抑えてくれて、何とか小畠に勝ちをつけたかった」と4回から8回まで無安打に封じたエースをねぎらい、「明日勝って、次につなげていきたい。明日は投手陣、野手陣、全員で勝ちにいきたい」と雪辱を誓った。

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