巨人の秋広優人内野手(22)、大江竜聖投手(26)とソフトバンクのリチャード内野手(25)の2対1のトレードが成立し、両球団が12日に発表した。
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リチャードにとって、願ったりかなったりのトレードだ。
答えなんてない。だが処方箋はある。環境を変えてやるしかないのだ。リチャードを溺愛する王球団会長も、うすうすは分かっていたはずだ。大化けの可能性を秘めたロマン砲。手放すのはあまりにも惜しかった。
昨オフの契約更改交渉で「ホークスで頑張るのが一番なんですけど。誰かのけが待ちっていうのも嫌ですし…」とも明かしていた。しかし、春先の栗原の故障離脱を転機にすることができなかった。今回、巨人・岡本のけがで人生が変わった。いや、変えるのはこれからだ。東京で、一旗揚げようぜ!(24年ソフトバンク担当・田中 昌宏)