◆米大リーグ パドレス―エンゼルス(12日、米カリフォルニア州サンディエゴ=ペトコパーク)

 2016~21年にソフトバンク、阪神でプレーしたパドレスのロベルト・スアレス投手(34)が大荒れで、試合を締めくくることが出来なかった。

 試合前の時点で18試合に登板し、0勝0敗15セーブ、防御率0・51と圧巻の投球を見せ、15セーブは両リーグ単独トップで、好調のパドレスを支えていた。

 この日の本拠地・エンゼルス戦では、5―3と2点をリードした9回に5番手で登板。先頭打者こそ空振り三振を奪ったが、続く代打・レンヒーフォに内野安打を許した。そこからが悪夢。代打・オハピー、ネトに連続四球で1死満塁となると、シャヌエル、モンカダに2者連続押し出し四球。今季17回3分の2を投げてわずか4四球だった右腕が、4者連続四球で追いつかれてマウンドを降りた。すると代わったジェーコブが2死満塁でウォードに9号満塁本塁打を被弾し、本拠地は悲鳴に包まれた。

 スアレスは1アウトしか奪うことが出来ず、33球を投げてストライクは16球のみ。浴びた安打は1本だけだったが、4四球で5失点。防御率は0・51から3・00となった。

編集部おすすめ