◆JERA セ・リーグ 広島―巨人(13日・マツダ)

 ソフトバンクからトレードで加入した巨人のリチャード内野手が13日、チームバスに乗ってマツダスタジアムに到着した。

 12日に秋広優人内野手、大江竜聖投手とリチャードの2対1のトレードが成立したことが発表され、巨人へ加入。

リチャードは「ジャイアンツの印象としては、ファーム選手でも対戦した時にどっしりとした威圧感というか、威厳のようなものを感じていました。これからそのチームの一員になるんだと思うと身が引き締まります」とコメントしていた。

 189センチ、123キロの恵まれた体格を持ち、昨季までウエスタン・リーグで5年連続本塁打王、3年連続打点王を獲得。今年3月の巨人とのオープン戦ではケラー、山崎から2試合連続本塁打もマークしていた。開幕スタメンで迎えた今季は6試合22打数2安打で4月5日に出場選手登録抹消されていた中、心機一転、新天地に活躍の場を求める。

 チームは主砲の岡本が左肘の負傷で離脱中。打線のつながりを欠き、現在31イニング連続適時打なし。坂本も前日12日に再調整で再び登録を抹消されている。三塁を守れる門脇や中山も2軍調整中で、一塁と三塁を高いレベルで守れるリチャードに期待がかかる。

 ◆リチャード 本名は砂川(すながわ)リチャード。1999年6月18日、沖縄県生まれ。25歳。

沖縄尚学から17年育成ドラフト3位でソフトバンク入団。20年3月に支配下選手契約。21年9月5日のオリックス戦(ペイペイD)で史上88人目の満塁弾でのプロ1号。通算100試合で45安打、打率1割6分、10本塁打、27打点。189センチ、123キロ。右投右打。

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