◆米大リーグ メッツ2―1パイレーツ(13日、米ニューヨーク州ニューヨーク=シティフィールド)

 メッツの千賀滉大投手(32)が13日(日本時間14日)、本拠のパイレーツ戦に先発し、6回途中6安打1失点で勝敗はつかなかった。

 2回から毎回走者を背負いながら、宝刀フォークを多投してピンチを脱出。

無失点で耐えていたが、6回に不運に見舞われた1―0の6回2死一塁で、トリオロを三ゴロに打ち取ったが、打球がビエントス三塁手のグラブの網の部分をすり抜けてファウルグラウンドになる不運な二塁打で二、三塁とされたところで降板した。

 2番手の元西武のギャレットが2者連続四球を与えて押し出しで同点とし、5勝目の権利が消滅。敗戦投手となる可能性も生まれたが、続くフレージャーを一ゴロに打ち取り、逆転は免れた。

 千賀はこの日、5回2/3で6安打1失点2四球7奪三振。防御率は1・22とし、規定投球回にも再び到達してナ・リーグトップに立った。

 千賀はフォークボールについて「いつもより感覚も良かったですし、とにかくそれで試合を大きく壊すことなく行けたところは、大きな要因かなと思います」。中継局SNYは、投じたフォーク41球、うち29球ストライクはいずれも渡米後最多。キャリアハイ・タイとなる11個のアウトをフォークで奪っていたと報じた。

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