【巨人】完封負けで１８年以来のビジター広島戦５連敗　先発・井上は６回６安打２失点と粘投も打線がつながらず
８回１死、代打・ヘルナンデスが見逃し三振し、グラウンドを見つめる阿部慎之助監督（カメラ・小林　泰斗） 画像（1枚）

◆ＪＥＲＡ　セ・リーグ　広島３―０巨人（１４日・マツダスタジアム）

　巨人はチャンスをいかすことができずに敗戦。２０１８年以来の開幕から引き分けを挟まないビジターでの広島戦５連敗となり、先発した井上が粘投するも打線がつながらずに完封負けを喫した。

　両軍無得点の２回２死一塁。井上がファビアンに右前へ適時打を浴びて先制を許した。０ー１の４回には２死から吉川がチーム初安打となる左前打で出塁するも後続が倒れて得点にはつながらなかった。

　５回にも２死から甲斐が左前打を放つも無得点。６回には２死一、二塁の好機を作ったが４番のキャベッジが中飛に終わり、またもや得点することはできなかった。

　６回裏には井上が先頭の菊地に右翼線へ安打を打たれると、続くファビアンに左中間へ適時二塁打を運ばれ追加点を許した。４番・末包には四球を与え、坂倉に犠打を決められて１死二、三塁のピンチを招いた。なお２死満塁では矢野に低めのスライダーを投じて、空振り三振に斬り最少失点に抑え６回６安打２失点で降板した。

　０―２の７回には１死から若林が右前打を放つも、続く甲斐が併殺打と流れを引き寄せることができなかった。７回裏では２番手で馬場が登板すると３者凡退。８回は栗林に３人で料理された。

　８回の裏では馬場が続投したが１死から末包に四球を与えると、ここで３番手の高梨に継投。

しかし、１死一塁で坂倉が打席に入ると右翼線沿いへ適時二塁打を浴びて追加点を奪われた。２死二塁ではモンテロを申告敬遠し、２死一、二塁とすると続く矢野が四球を選び２死満塁の危機を招いたが代打で出場した二俣を中飛に抑えた。

　９回には先頭の増田陸と続く吉川が四球を選んで無死一、二塁の好機を作るも、キャベッジが遊撃への併殺打に倒れた。なお２死三塁ではリチャードも四球で出塁したが、代打で出場した岸田が二ゴロに抑えられてホームに返すことはできなかった。

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