◆JERAセ・リーグ 中日2―0ヤクルト(14日・バンテリンドーム)

 中日の涌井秀章投手が、6回4安打無失点で今季2勝目を挙げた。これが、中日に移籍してから通算10勝目。

西武、ロッテ、楽天、中日の4球団で2桁勝利をマークし、大洋、ロッテ、日本ハム、阪神の4球団で10勝以上を記録した野村収以来、42年ぶりの快挙を打ち立てた。

 初回は三者凡退の立ち上がり。1点をもらった2回に先頭のサンタナを右前打で出塁させたが、続くオスナを146キロ高め直球で遊撃への併殺打に打ち取った。4回には、四球と単打で1死一、三塁とするも、オスナを134キロの外角スライダーで空振り三振。ピンチを作りながらも、要所を締めて、スコアボードにゼロを並べた。

 打線は、初回に上林の右中間への適時三塁打で先制。8回には、代打・ブライトの右翼フェンス直撃の適時三塁打でダメ押しの追加点。チームは2連勝で、借金を2に減らした。

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