◆JERAセ・リーグ 中日2―0ヤクルト(14日・バンテリンドーム)
ヤクルトは来日初登板初先発となったペドロ・アビラ投手=ガーディアンズ=が6回2安打1失点の好投も打線の援護なく初勝利を逃した。リーグ最速で20敗目を喫し、今季最多の借金8となった高津臣吾監督は「得点圏に行ってからの打撃と、(2回と6回の)2回、先頭が出てからのダブルプレーが痛かった。
初回1死一塁から上林に適時三塁打を浴びて1点を失うも、2回以降はスコアボードに「0」を並べた。6回を投げ75球。イニングを上回る7個の三振を奪った。上々のデビューを飾った右腕は「全ての球種がよかった」と納得の表情を浮かべた。
高津監督は「ここまで時間がかかりましたけど、しっかりデビューしてくれてチームの戦力になってくれるんじゃないかなという、良い投球だったと思います」と高く評価。今後もローテーションの一員として次回登板に備えることが決まった。
2連敗で5位・中日との差は3に広がった。16日のDeNA戦(神宮)に向けて「全力でやるしかない」と前を向いた。