◆JERA セ・リーグ 広島3―0巨人(14日・マツダスタジアム)

 巨人は完封負けで3カード連続の負け越しが決定。開幕から引き分けを挟まないビジターでの広島戦5連敗は2018年以来となった。

先発の井上温大投手は6回2失点の粘投実らず3敗目を喫した。

 24歳初登板となった左腕は「気持ちで負けないように」と初回から最速151キロを計測するなど出力を上げて立ち向かった。しかし2回2死一塁から8番の矢野に右翼線への先制適時三塁打を献上。0―1の6回無死一塁では3番のファビアンに左中間への適時二塁打を浴びた。その後も1死満塁と再びピンチを背負ったがここは無失点で踏ん張った。

 杉内俊哉投手チーフコーチは試合後「(6回)ファビアンのとこかな。『ちょっと甘く入りました』って言ってたからね。でも、あの回を1点でしのいだってのが大きいから。あそこで出し切って三振、三振を取れたってのが大きいんでね。ちょっとなかなか…かみ合ってないけども打線と。粘り強くピッチャー陣はやってもらいます」と前を向いた。

 井上は6回94球、6安打6奪三振3四球で降板。

同コーチは「序盤から150(キロ)とか結構出してたんでね。『先に先制点を与えないように』と思って投げているはずなので、それ(疲れなど)は仕方ないのかなと思う。でも、それでもやっぱり、7回、8回行けるようなピッチャーになってほしい」とさらなる成長を願っていた。

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