◆JERA セ・リーグ 広島3―0巨人(14日・マツダスタジアム)

 巨人の井上温大投手が広島戦に先発して6回94球を投げて、6安打2失点の粘投も3敗目を喫した。

 初回から直球は151キロを計測して、先頭から2者連続三振を奪うなど気合十分の左腕だった。

 しかし、2回に2死一塁で矢野に右越えの適時三塁打を放たれて、先制点を奪われた。

 3回は3者凡退。4回は先頭を四球で出すなどしたが、自身のけん制でアウトを奪うなど無失点。

 しかし、0―1の6回無死一塁でファビアンに146キロ直球を捉えられて、左中間への適時二塁打を浴びた。その後、四球などで1死二、三塁とさらに迎えたピンチでは、小園を空振り三振。モンテロは敬遠として、満塁で迎えた矢野も空振り三振に抑えた。

 井上は「先制点取られた場面もそうですし、安易にカウントを取りにいってしまったのも反省かなと思います」と反省した。一方で「6回にピンチの場面で粘って1点で抑えたのは自分の中ではよかったかなと思います」と成長も口にした。

 ここまで7試合に先発して、6試合でクオリティースタート(QS=6回以上3自責以内)を達成しているが、3試合連続で白星なし。「先制点を取られないように投げてはいるんですけど、取られてしまったその後もなるべく1点で粘ったり、6回の1点ももったいない1点なので、取られたあとも引きずらずに気持ちを切り替えて投げるのもやっぱり大事だと思いました」と振り返った。

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