◆JERAセ・リーグ 広島3―0巨人(14日・マツダスタジアム)

 広島は、7回無失点の大瀬良から3投手の完封リレーで巨人を制し、マツダでの同カードは18年の9連勝以来となる開幕5戦5勝とした。新井監督は、2点リードの8回は栗林を投入。

守護神が3者凡退でつなぎ、9回はハーンが3四球と制球に苦しみながら、前日の8回に同点2ランを被弾したキャベッジらを抑え、無失点で今季初セーブ。チームは連勝で貯金を3に増やし、首位・阪神に1・5ゲーム差とした。

 新井貴浩監督の試合後の主な一問一答は以下。

 ―大瀬良投手は三塁を踏ませず7回無失点

 「ボールを低めに集めてナイスピッチングだったと思います」

 ―8、9回の継投について

 「昨日から、8、9回は固定せずに基本的にハーンと栗林の併用で、相手の打者、流れを見ながらやっていくよということは伝えていました」

 ―今後も

 「しばらくそうなってくると思います」

 ―併用は2人の状態を踏まえてのことか

 「2人の状態もあるけど、相手の打者を見ながら、また流れを見ながらやっていくよということは彼らには伝えている」

 ―栗林投手の状態は上がってきていると見えるが

 「もちろん。状態は一時期より上がっているし、今日もナイスピッチングだったと思います」

 ―併用を決めたきっかけ

 「栗林も一時期より状態が上がってきているけど、彼に100%背負わせるんじゃなしに、今はハーンと2人で。もちろん栗林が9回に投げることもある。(負担を)軽くするのと、そこでまた感じるものがあると思う。でも、彼には『いずれは自分の力で、また9回というところを取り戻せよ』と伝えてある」

 ―打線について

 「(2回に適時三塁打の)矢野、よく打ちましたね。速い真っすぐを引っ張って、いいヒットだったと思いますし、小園もよく走りましたよね。次(打者)はピッチャー(大瀬良)ということでアカ(赤松外野守備走塁コーチ)も思い切ってよく回したと思います」

 ―今日で12試合連続安打と好調ファビアンの適時打で追加点

 「こちらの想像以上の速さでアジャストしてくれている。本当に連日ナイスバッティングだと思います」

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