◆米大リーグ　ドジャース―アスレチックス（１４日、米カリフォルニア州ロサンゼルス＝ドジャースタジアム）

　ドジャース・山本由伸投手（２６）が１４日（日本時間１５日）、本拠地・アスレチックス戦に先発。前回登板に続いて今季２度目の中５日で、２点リードの３回に同点２ランを被弾した。

　初回は２奪三振で３者凡退と完璧な立ち上がり。２回も先頭打者に初ヒットを許したが、そこから連続三振を奪うなど得点を与えなかった。味方が大谷、パヘスのソロで２点を先行したが、３回。２死一塁で２３歳の大砲、２番・ソダーストロムに初球のカーブを中越え２ランとされた。

　前回８日（同９日）の敵地・ダイヤモンドバックス戦では、５回６安打５失点でメジャー最悪タイの５失点。０―０の４回にはモレノに渡米後初の満塁本塁打を浴び、５回にもマルテにソロと２発を献上した。３敗目を喫したが「（中５日は）全く問題ない」とし、「また次勝てるように頑張りたい」と雪辱を誓った。８度目の登板でつまずいたものの、開幕から７登板は全て自責２以下で無失点試合が３度と無双。３、４月度の月間ＭＶＰを受賞し、日本人５人目の快挙を達成した。

　試合前の時点で、防御率１・８０は１・２２でトップの千賀（メッツ）に次ぐリーグ２位だった。前日１３日（同１４日）には、佐々木朗希投手（２３）が右肩インピンジメント症候群のため負傷者リスト入り。山本自身も渡米１年目の昨季は右肩を痛めて約３か月の離脱を経験している。

後輩の無念の晴らすためにも懸命に腕を振る。

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