◆米大リーグ ドジャース―アスレチックス(14日、米カリフォルニア州ロサンゼルス=ドジャースタジアム)
ドジャースの金慧成(キム・ヘソン)内野手(26)が14日(日本時間15日)、本拠地・アスレチックス戦に「9番・二塁」で先発出場。5回にメジャー初本塁打となる同点の1号ソロを放った。
2―3と1点を追う5回先頭。ホグランドの92・2マイル(約148・4キロ)直球を打球速度104・3マイル(約167・9キロ)、角度26度、飛距離385フィート(約117・3メートル)で右中間最前列に運んだ。小柄でノーステップ打法ながら、秘めたパンチ力を見せつけ、山本由伸投手(26)を援護した。ドジャースタジアムは熱狂に包まれた。
23年WBC韓国代表のキムは二塁のレギュラー候補として3年総額1250万ドル(約20億円=契約発表時のレート)でド軍入りしたが、オープン戦で結果が残せず、開幕前にマイナー降格。それでも、同じ韓国代表のエドマンの故障で今月3日(同4日)にメジャー初昇格を果たし、ここまで走塁面を中心に存在感を示してきた。
“韓国の至宝”は昨季まで8年間で通算打率3割4厘、211盗塁、ゴールデン・グラブ賞4度(遊撃1度、二塁3度)をマークしている。二塁、中堅など複数ポジションをこなせることも魅力の一つだ。