◆米大リーグ オリオールズ―ツインズ(15日、米メリーランド州ボルティモア=オリオールパーク)

 オリオールズ・菅野智之投手(35)が15日(日本時間16日)、5勝目を狙って本拠地・ツインズ戦に先発し、初回は3者凡退の好発進を切った。

 初回の立ち上がりは、先頭のバクストンを初球のカットボールで一飛に打ち取ると、3者連続のフライアウト。

たった9球で3者凡退で抑えて順調に滑り出した。

 ツインズは10連勝中。一方でオリオールズは前日14日(同15日)にツインズとのダブルヘッダーに連敗して2連敗、今季ワースト借金11でこの日の試合を迎えた。菅野はオープン戦でツインズ戦は2戦2勝。前日から体調不良を訴えているバルデリ監督に替わり、試合前メディア対応したツインズのティンガー・ベンチコーチは、「彼(菅野)に対しては、ただ尊敬しかない。彼の持ち球は本物で、それを、相互に活かす投球術がある。空振りが取れ、(バットに当たっても)緩い当たりが多い。フィールディングも良く、走者を上手くコントロールしながらゲームをつくることができる。結局のところ、彼は、勝ち方を知っている」と絶賛していた。

 前回登板の9日(同10日)、敵地。・エンゼルス戦ではメジャー移籍後自己最長となる8回途中を投げて3安打1失点の好投を見せて4勝目をつかんだ。チームの連敗を「5」で止めた快投に「チームがあまりよくない流れの中で、こういう仕事が出来たのは価値があると思う」とうなずいていた。

この日の試合前時点での成績は8登板で4勝2敗、防御率2・72だった。

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