TBS系「サンデーモーニング」(日曜・午前8時)は18日、元タレントの中居正広氏(52)と元フジテレビアナウンサーの女性とのトラブルを巡る第三者委員会の報告書に対し12日に中居氏側が反論したことを報じた。

 中居氏のマンションにおいて女性との間に具体的に何があったのかを巡っては両者の示談の際に守秘義務が結ばれていてフジテレビが設置した第三者委員会は調査にあたって「中居氏が守秘義務の解除に応じなかった」と説明していた。

 これに対し中居氏の代理人弁護士らは「当初、解除を提案したが、第三者委員会から2人の密室で何が行われたかが直接の調査対象ではないとの回答があった」などと反論。その上で第三者委員会が「性暴力」だと認定したことについて「性暴力という日本語から一般的に想起される暴力的または強制的な性的行為の実態は確認されなかった」と主張した。

 この「性暴力」という言葉について第三者委員会の報告書ではWHO(世界保健機関)の定義を引用。「強制力を用いたあらゆる性的な行為で、強制力とは、有形力に限らない」とした上で「心理的な威圧、ゆすり、脅しが含まれ程度は問題にならない」と判断していたことを番組は報じた。

 この反論にスタジオで司会を務める膳場貴子アナウンサーは「このWHOの定義なんですけれども、2002年の報告書で定義がなされていますので、それから20年以上たつんですよね」とした上で「どうなんでしょう…日本社会の認識もWHOの定義のように急速に変化しているように思うんですけれども」と指摘していた。

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