将棋の藤井聡太名人=竜王、王位、王座、棋王、王将、棋聖=に永瀬拓矢九段が挑戦する第83期名人戦七番勝負第4局が18日、大分・宇佐市の宇佐神宮で指し直された。
前17日の午後5時3分、藤井の61手目で千日手となり、規定によりこの日の9時から指し直し局が行われることに。
対局開始時点で持ち時間(9時間)の残りは、永瀬が6時26分、藤井が3時間44分。3時間近い差に。ともに残り時間が2時間以上あったことから、千日手成立時点の残り時間から封じ手時刻(午後6時30分)までの時間を折半(各43分)して差し引いたものとなっている。途中、昼食休憩1時間、夕食休憩30分を挟み、18日中には決着する見込み。
藤井は本シリーズ3連勝で、同位3連覇に王手。今期初防衛にも王手がかかる。