お笑いコンビ「爆業問題」の太田光が18日、MCを務めるTBS系「サンデージャポン」に出演し、元タレントの中居正広氏について言及した。

 番組では中居氏が、元フジテレビ女性アナウンサーとのトラブルを巡る第三者委員会の報告書に対し反論したことを取り上げた。

報告書では中居氏の行為がWHO(世界保健機関)が定義した「性暴力」にあたると認定され、中居氏の代理人弁護士らは「性暴力という日本語から一般的に想起される暴力的または強制的な性的行為の実態は確認されなかった」と主張している。

 太田はWHOの基準について「今までで言うと、例えばセクハラというような部分も含まれちゃうわけですよね」とコメント。WHOの基準があまり国内で浸透していないことを指摘し「言葉から受けるイメージとギャップがあって。それを啓蒙(けいもう)するっていう意味において、中居氏1人だけを使うのであれば、それはあまりにも残酷かなって」と話した。

 第三者委の報告書では性暴力の基準について「強制力を用いたあらゆる性的な行為、性的な行為を求める試み、望まない性的な発言や誘い、売春、その他個人の性に向けられた行為をいい、被害者との関係性を問わず、家庭や職場を含むあらゆる環境で起こり得るものである。また、この定義における『強制力』とは、有形力に限らず、心理的な威圧、ゆすり、その他脅しが含まれるもので、その強制力の程度は問題とならない」とされている。

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