吉本興業所属のお笑いコンビ・ツートライブが18日、結成16年以上の漫才師が競うお笑い賞レース「THE SECOND~漫才トーナメント」(フジテレビ系)の優勝から一夜明け、“本拠地”の森ノ宮よしもと漫才劇場(大阪市中央区)に出演。東京に向かう新幹線は普通車だったが、帰阪の際はグリーン車だった“吉本ドリーム”をかなえたと報告した。
ステージには優勝トロフィーを抱えて登場。満員の観客が熱烈な拍手で凱旋チャンピオンを迎えた。たかのりは「昨晩、THE SECONDという全国の賞レースで優勝できることができました」と報告。前夜にテレビでは「放送コードのせいで披露できなかった」という「地下相撲」のネタで大阪のファンを爆笑させた。
前夜の優勝、記者会見、懇親会と続いたイベントから興奮が覚めず、ボケ・周平魂もツッコミ・たかのりも、東京・品川のホテルで一睡もできなかったという。周平魂は「一夜明けようが、まだ訳分かってへん状態」とフワフワした気分が続いていると打ち明けた。この日、品川発午前6時の新幹線で凱旋帰阪。車内でもたかのりは一睡もすることができず、2人ともほぼほぼLINEを返信するだけに2時間半を費やしたという。
周平魂「天下の吉本興業さん。本日、東京から帰る新幹線が…」
たかのり「言うちゃうんか?」
周平魂「グリーン車です!」
報道陣が拍手を送る中、たかのりは「正直言うとグリーン車に乗り慣れなさすぎて、ホンマ寝れんかった」と打ち明けていた。ちなみに昨年の王者・ギャロップの毛利大亮はグリーン車のことをイキって「ミドリ」と呼ぶのだとか。
大阪でも、当初は森ノ宮で3ステージのみの予定だったが、急きょ、なんば・よしもと漫才劇場での3ステージが追加され、計6ステージを消化。
今夜から再び東京で2泊。今朝は2人とも自宅に着替えを取りに帰った。周平魂を乗せたタクシー運転手が窓を開けて「チャンピオンが通りますよ!」と叫んだことで、やや恥ずかしい目に遭いながらも大阪を実感したという。自宅では妻、5歳のひとり息子と3人で肩を組んで優勝を喜んだ。
その息子は、眠い目をこすりながら昨夜11時まで生放送を視聴。「最後まで見てくれて。動画送ってくれた。ボイスメッセージで『パパかっこよすぎるよ』って」と感激した様子だった。対照的に、たかのりの妻は「土日で実家に帰ってまして」と不在だったという。少し心配だ。
昨夜のネタ3本と、番組終了時に周平魂が口にして爪痕を残した「本当においしい肉は固くてまずい」というフレーズを、この日午後2時のステージまで使わなかった。
「THE SECOND」優勝でコンビはフジテレビ22番組の出演が決定。19日には「ぽかぽか」(平日・前11時50分)に出演予定だ。マネジャーによると、さらに関西ローカルを含めた9番組、計31番組の出演が決まっている。