先月24日の「週刊文春」に俳優の田中圭(40)との不倫疑惑を報じられた女優の永野芽郁(25)が、出演を予定していた来年のNHK大河ドラマ「豊臣兄弟!」(日曜・後8時)を辞退することが18日、分かった。所属事務所がスポーツ報知などの取材に明かした。
疑惑報道から1か月弱。双方の所属事務所は報道を一貫して否定しているが、騒動の波及は収まらず、ついに出演予定の大作を辞退するまでに至った。
所属事務所は、スポーツ報知などの取材に対し「永野芽郁が出演を予定しておりました2026年大河ドラマ『豊臣兄弟!』ですが、このたびの一連の報道により、関係各所への多大なるご迷惑およびご心配をおかけしていることを鑑み、同作への出演を辞退させていただくことになりました」とコメント。あくまでも降板ではなく辞退という判断ではあるものの「放送を楽しみにしてくださっていた皆さま、並びに番組に携わる関係者、出演者の皆さまに深くお詫(わ)び申し上げます」と謝罪した。
俳優の仲野太賀(32)が主演する「豊臣兄弟!」は、豊臣秀吉の弟・豊臣秀長(小一郎)を主人公に、兄弟で天下統一を成し遂げる姿を弟の目線から描くストーリー。永野は、小一郎の幼なじみで初恋の女性・直を演じる予定だった。直はオリジナルキャラクターで、昨年10月のキャスト発表会見で永野は「小一郎が初恋に落ちることができるよう、魅力のある女性を演じられたら」と意気込みを語っていたが、その思いはかなわなくなった。
NHK関係者によると、大河ドラマの撮影は例年、放送前年の初夏にクランクインするが、永野の撮影はまだ始まっていなかったという。NHKは近日中にも永野の出演辞退を公式発表する予定。代役探しも含めて急ピッチで対応に迫られそうだ。
永野をめぐっては、報道を否定後も「文春」が“第2報”で親密なLINEのやりとりなどを報道。
◆最近の大河ドラマのキャスト変更 19年「いだてん~東京オリムピック噺~」の放送中にピエール瀧(58)が三宅弘城(57)に、20年「麒麟がくる」の放送直前に沢尻エリカ(39)が川口春奈(30)に、24年「光る君へ」で永山絢斗(36)から竜星涼(32)に交代。いずれも不祥事を受けての変更だった。刑事事件と関係ない交代では、18年「西郷どん」で斉藤由貴(58)がプライベートの問題で辞退し、南野陽子(57)に。22年「鎌倉殿の13人」で辻萬長さん(享年77)が病気療養のため浅野和之(71)に代わった。