人気漫画家の東村アキコ氏が18日、ABEMAで配信された「日曜The NIGHT アキコとオサムが一夜限りの緊急生放送」(日曜・午後9時)に生出演。東村氏の自伝エッセー漫画が原作となった永野芽郁主演映画「かくかくしかじか」について言及した。

 永野は「週刊文春」で俳優の田中圭との不倫疑惑を報じられ、16日行われた同作の初日舞台あいさつは報道陣をシャットアウトし行われる事態となった。双方の所属事務所は不倫疑惑を否定している。

 東村氏は先月24日の「週刊文春」発売当日に不倫報道が出ることを知ったという。公開を目前に控えていたため「すごいびっくりして…プロデューサーとか監督とか、みんな慌てましたね」と振り返った。

 「週刊文春」を発行する文藝春秋社からは2019年にドラマ化もされた「偽装不倫」などを出版している東村氏。「ドラマ化の打ち合わせとか今もしてるわけですよ。現在進行形で」と明かし、報道が出た翌々日も打ち合わせがあったという。「一方では文学作品とかみんなを楽しませたり喜ばせたりするものを作っている会社、そしてそこに私も入ってるのに、1つの雑誌が、私たちが心血を注いで作ったものを結果的に潰すという、そこの矛盾には苦しみましたね。すごく。二重人格の人と付き合ってる、みたいな」と吐露した。

 普段、接している文藝春秋社の編集者が今回の不倫疑惑報道に関わっているわけではないことは理解しているが、酒席を共にするなど仲良くし、密着取材も受けていただけに「すごくショックだった」という。映画の公開直前ということもあり「あの人たちも仕事だし…とは私は言えないかな」と割り切れない思い明かした。

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