東映は19日、同社最後の直営館である丸の内TOEIが再開発のため7月27日に閉館することにともない、劇場で長く使用されてきた備品などを数量限定のメモリアルグッズとして届けるクラウドファンディングを実施すると発表した。

 65年の歴史に幕を下ろす丸の内TOEI。

その思い出を形として残すため、クラウドファンディングを実施する。返礼品は座席生地をパッチワークしたスツール、スクリーンを再利用したカードケースなどの小物、緞帳を活用した巾着、クッション、座席札を使用して制作するラゲッジタグなど。また、座席・タイムテーブル・座席表や「日本戦歿学生の手記 きけ、わだつみの声」のフィルム缶なども用意している。

 同社の吉村文雄社長は「この度のプロジェクトで制作するアップサイクル商品は、手元で長く丸の内TOEIを感じていただけるように東映スタッフ全員から皆様へ感謝を表したものになります。これからも東映は引き続き皆様に愛していただける『ものがたり』を全世界に発信し続けてまいります。ご期待ください」と話している。

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