中日から金銭トレードでオリックスに加入した岩崎翔投手が1日、ほっともっとフィールド神戸で入団会見に臨んだ。背番号は40に決まった。

 「最初は本当にびっくりしたけど、本当に自分にとってはチャンスだと思った。出してくれた中日側、必要と思ってくれたオリックス側に感謝の気持ちでいっぱいです」と、始めに両球団への感謝を口にした。

 試合前時点で、チームは救援陣全体の防御率がリーグワーストの4・42と苦戦。常時150キロ超の直球が武器の右腕は、リリーフの一角として大きな期待がかかる。「真っすぐが一番のボールだと思っている。スピードにはこだわりを持っていきたいし、リリーフなので少しでも圧倒できるものを見せていけたら」と決意を込めた。

 ソフトバンク時代の2017年には、球団新記録の46ホールドポイントで最優秀中継ぎ賞を獲得。今季はここまで、4試合に登板していた。岸田監督からは「フル回転してくれ」と伝えられたという岩崎。「今年は50試合に投げる目標があった。今からでも全然いけると思うので、フル回転するつもりでやっていきたい」と残り95試合、腕を振り続ける覚悟を示した。

 オリックスでは、41歳の平野に次いで、2番目の年長となる35歳。

「まずは自分のことをしっかりして、話を聞かれたらアドバイスを送れたら」と、後輩には自らの経験を惜しみなく伝えるつもりだ。

 福良GMは「今の中継ぎ陣の数字を見てもらえば分かる。そこの強化っていうことで頑張ってもらいたい」と獲得の意図を説明。自身が監督を務めた16~18年、ソフトバンク時代の印象については「あの時は無双状態だった」と話し、「今年のボールを見ても力がある。50、60(試合)っていうところを頑張ってほしいという話はした」と期待を寄せていた。

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